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《2005年09月》
小児期から生活習慣病に! (2005/09/07)
島尻地区家庭教育研修会(同地区PTA連合会主催)が3日、「心・からだ・健康―子どもの食を考える」をテーマに、東風平町の南部総合福祉センターで開かれた。糖尿病や心臓病など、これまで「成人病」といわれた「生活習慣病」に、小児期から罹患(りかん)する例が増えており、多くは肥満が関係していることが報告された。「子どものうちから望ましい食習慣を身に付けることが重要」「子どもの食生活の乱れは、すべて大人の責任だ」などとし「食の教育」の大切さを強調する意見があった。約200人が参加した。

 食と健康やビジネスマナーなどについて教えている西大学院の西大八重子学院長は基調講演で「食卓の果たす役割には、しつけや人とコミュニケーションを取る力を身に付けることもある」と指摘し、沖縄の食材は高い栄養価値を持つものが多いことなども説明した。
 続くフォーラムで、南風原町の小児科医院「わんぱくクリニック」の呉屋良信院長は、屋外での遊びや運動が減ったことや、朝ごはんの欠食、肉類が多く野菜が少ない食事など、食生活の乱れが肥満の原因となっていることを説明。「生活習慣病は肥満と背中合わせで、その出発点は既に小児期にある」と指摘した。
 「学校を中心とした食育推進」の研究指定を受けている具志頭小学校の研究主任・漢那正教諭は、同校の児童480人を対象にしたアンケートで、約1割の児童が一人で朝食を取っていると答えたことや、嫌いな食べ物の1位はゴーヤーだったことなどを報告。バランス良い食事を指導するため、食品群を3つに色分けして教えていることなど同校の取り組みを紹介した。
 健康を目指したさまざまな活動をするサークル「ちゃーシュガー健康クラブ」の世話人をしている佐敷町の平田善和さんは、楽しく健康を保つ食事の在り方について語った。
(琉球新報) - 9月6日10時50分更新




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